「星界報告」⑤

p139

土星の霊と居住者

彼らは実直で慎み深く、みずからを取るに足らないものと見なしているので、他生でも小さく見える。

土星の居住者たちも、一定の年齢に達すると霊たちと語り、霊たちから、主に関し、また主をどう拝すべきかに関し、さらにどう生きるべきかに関して教えられる。

 

「私たちは家族単位で暮らします。一つの家族は他の家族と離れて住み、各家族はひとりの男とその妻と子供たちから構成されています。子供たちは結婚すると両親と別居し、もう両親の家のことは心配しません」

 

彼らは食べ物や衣服のことをほとんど気遣わず、その地球の産物である果物や豆類を常食し、服装も簡素で、粗末な革のようなものをまとって寒さをしのいでいる。また、かの地球の人びとはみな、死後も生きることを知っている。このため彼らは、身体のことは、そのうちに宿る生命に関すること以外は軽んじている。

 

 

 

 

p147

金星の霊と居住者

金星には気質の相反する二種類の人びとがいる。温和で人情味豊かな人々と、野蛮でほとんど野獣のような人びとである。

 

 

 

 

p153

月の霊と居住者

或る種の霊たちが頭上に現われ、そこから雷のような声が聞こえた。彼らは稲光のあと雲間から鳴る雷のような声を轟かせたからである。

彼らの身長は七歳の少年の身長のようだったが、七歳の少年の体よりは頑強だった。彼らは小人だったのである。天使たちは、

「彼らは月から来ています」

と告げた。

「私たちが声を出すときは、いつもこのように雷鳴を轟かせます。これによって、私たちに危害を加えようとする霊たちを恐れさせ、或る者は遁走(とんそう)させます。こうして私たちは、どこへなりと行きたいところへ安全に行くのです」

 

天使たちから、

「月の霊たちは ”宇宙的人間”の中で剣状突起に関係しています。この剣状突起には前方の肋骨が接合し、またこの突起から、腹部の筋肉を支える白い筋膜が下降しています」

と教えられた。

 

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